Mizoreのブログ

網膜色素変性症と向き合う日々を記録していきます

診断後の就職体験談

今回は「診断後の就活体験談」について書いていこうと思います。

今から約10年近く前の話になります。

その前に少し大学時代のアルバイト話をさせてください。


私はスーパーで商品の品出しのアルバイトをしていました。

当時の私は「品出し=接客しない」というイメージから安易な気持ちで応募しました。

元々人と話すことが得意ではなかったので、丁度いいかなと思いました。

実際はそんなことはなかったです。なんならバイト初日からお客さんに商品の場所を聞かれることが多かったです。


最初は辛かったアルバイトでしたが、閉店後に売場内を歩いてどこに何があるか確認、季節によって売れる物やTVで話題の商品を社員の人に聞いたり調べたりしているうちに接客が苦にならなくなりました。

お客さんに希望通りの商品を案内できた時に「ありがとう」と言われることがやりがいになるようになりました。

私は人見知りというより、「何を話したらいいのか分からない」ということが人と接することに苦手意識があったんだということに気付きました。


さて、少し長くなりましたが本題です。

診断を受けた当時、障害者手帳の発行を待ちつつ一般枠で就職活動をしていました。

改めて就活する上でどの業界にするかと考えた時、小売業界に挑戦したいと思いました。しかし、診断を受けた以上は障害のことは隠すわけにはいかないと思って履歴書の備考欄に記入したり、面接時にもお伝えしました。


現実は厳しく、書類選考が通らないことがほとんどでした。運良く面接まで行ったとしても障害の話をするとその場でお断りされることばかりでした。

まだ障害者手帳がなかったので証明できるものがなく、「そんな病気が本当にあるの?」なんて言われたこともあります。

一時的に就活を中断して、障害者手帳を取得後に障害者雇用の会社に絞った就職活動をすることにしました。


初めての障害者雇用での就職活動の進め方が分からなかったので、障害者雇用専門の求人サイトのエージェントサービスを利用してみることにしました。

現在正社員として働けているのはエージェントサービスを利用したおかげです。

通常の求人サイトのように自分で応募することもできるのですが、就活アドバイザーの方と面談をして私の状況を理解してもらいました。

その上で障害と適性に合った求人を紹介してもらいました。履歴書の添削や面接の練習をしてもらったり、企業とのやりとりもしてもらいました。おかげで面接時の障害に関する話もスムーズに進みました。


就活した期間は2〜3ヶ月くらいだったと思います。

自分の障害の事を理解した方にフォローしてもらった上での就職活動はとても安心感がありました。

これから障害者雇用で就職活動を検討されている方にはお勧めしたいサービスだと思いました。


長々と書いてしまいました。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


次回のテーマは考えてきます。

それではまた。