視覚障害=全盲のイメージを変えたい
過去の記事で私は白杖を使っていることを書きました。
ただし、一部の場所では白杖を出さないようにしています。駅のホーム、電車・バス内です。
きっかけは知らない人に怒鳴られたことです。ある日、通勤中に電車遅延があり、職場までの到着時間を確認しようとスマホを取り出しました。すると突然、近くにいた人に「目が見えるくせに白杖を持つな」と怒鳴られてしまいました。しばらく怒りながら何か言ってましたが、突然のことでびっくりして頭が真っ白になり何も言えませんでした。
白杖の役割は「視覚障害だと周囲に知らせる」「歩行時の路面の状況を確認し、障害物などの危険から身を守ること」だと思っています。視覚障害について知らない方の一部は「視覚障害=全盲」というイメージを持たれているように感じます。
私は視覚障害者ですが、全盲ではありません。しかし、そんな話を真面目に聞いてくれる人はほとんどいませんでした。毎日通勤ラッシュの混雑と仕事のストレスが多いとイライラしやすいのかなと思います。そう思うようになってからは駅員さんの近くで電車を待つようにして何かあっても大丈夫なようにしています。
世の中の人がもう少し障害に限らず、多くのことに理解ある寛容な考え方を持ってもらえるようになってもらえることを願うばかりです。
それではまた。